「meguちゃん、時間だよ。起きて。」
「早くしないと朝ごはん、なくなっちゃうよ。」
2024年6月18日火曜日、台湾旅2日目の朝。
シェラトングランド台北のベッドは、そりゃもうさすがと思える寝心地の良さで
セットしたアラームが鳴るまで爆睡でした。
「7時か・・・ねぇ、お天気どう?」
「大丈夫!曇ってるけど雨降ってないよ!」
「雨が降る前に早く朝ごはん食べに行こうよ♪」
朝が苦手な私、ベッドの寝心地が良すぎてこのまましばらく微睡みたい、と思ったけど
「そうだね。せっかくこの時間に起きれたし雨も降ってないし
これは行くしかないよね。じゃ、着替えるからちょっと待ってて。」
飛び起きて10分で身支度を整えて(って着替えて顔洗って歯を磨いただけ。ノーメイクで髪はボサボサのまま)、目指す方向へと歩くこと数分。
「あ、きっとあそこだ。」
7時半だっていうのに行列。
「あぁ・・・昨日みつえさんが行くなら6時くらいからお店に向かった方がいい、それ以降だと行列でだいぶ並ぶことになるって聞いてたけど、本当だったんだ・・・。」
まぁでも、急ぐ旅でもないしここまで来ちゃったし
「並ぼうか。せっかくなら世界から絶賛されてる朝ごはん、食べてみたいし。」
そう、これは超人気の朝ごはんを求めてやって来た人達の列。
早朝からとにかく並ぶ、と様々なクチコミに書いてあったけど、平日だしお天気もイマイチだし、意外と空いてるんじゃない?と思ったけど甘かった。。。
「そうだよ、ここまで来たんだし、世界中の人が美味しいっていう朝ごはん食べてみたいよ♪」
「まだ7時半だもん。並んで食べても9時くらいにはホテルに戻れるんじゃない?」
ということで私達も列に参加。
列の長さから最低1時間は並ぶ覚悟だったけど、回転が早いのか思った以上にスイスイ進んで
20分くらいで建物の下までやってきました。
そう、目指すお店はこのビルの2Fにあるフードコートの一角で、ここから更に
並んで階段を上っていきます。
でも並んだ時間はトータル30~40分くらいだったかな。
この階段を上りきると左手に
今回朝食を頂くお店、阜杭豆漿(フーハンドゥジャン)の厨房がガラスの向こうに広がっていました。
これは見てるだけでワクワク♪そしてお腹空いてくる!
これが焼きパンか。
よし食べよう。絶対食べよう。
少し列が進むと厨房の入り口に差し掛かり
大型のだいぶ年季が入った扇風機が緩い風を送っているのを見て
暑いんだろうな。
有難うございます。
絶対大切に味わって食べます、と思いました。
さて、この阜杭豆漿
このパンも名物なんですが、それより豆乳のおかゆとでもいいますか
鹹豆漿(シェンドウジャン)というメニューがとにかく大絶賛されていて、2018年以降、毎年ミシュランのビブグルマンに選出されているらしいのです。
毎日大行列、そして食べた人はみな絶賛
そんな朝ごはんが食べられるお店がホテルのすぐ近くにあるのなら、そりゃあもう、食べておかないと後悔するじゃないですか!
(って目覚めた時にはベッドのあまりの寝心地の良さにチラッと諦めようとした私もいましたが)
この厨房前と注文カウンターの手前にメニューが置いてあって
列に並びながら注文するものを決めることが出来ます。
さて、並んで並んで、ようやく私の番が回って来ました。
3と11、3と11…
心で何度も反芻し、指で示す準備をしていた私に
「アマイノ、ショッパイノ、ドッチ?」
威勢の良い日本語で訪ねてきたカウンター越しの女性。
「あ・・・ショッパイノ!」
慌てて声にするとボウルに豆乳と具材を入れ、トレーに置いて「進んで」のジェスチャー。
そう、ここフードコートなんで注文もベルトコンベアー式。
次の人にパンなどのサイドメニューをオーダーし、最後にレジがあってお金を払うシステム。
カウンター前まで来たらのんびり選んでるヒマはない、黙ってるとどんどんレジへと押し進められそうな勢いです(笑)。
お支払いしてようやく
豆乳のおかゆ鹹豆漿と焼きパンの厚餅を手に、テーブルに落ち着くことが出来ました~!!
そうそう、私が調べた限りではココ、フードコートなので
無事料理を手にしても次は座る場所の確保で苦労する、みたいな話が多く
なのでビルの外で並んでいる時はテイクアウトする気満々だったのですが
2Fまで上がってくると、意外と飲食フロアは空いていて。
じゃあ熱々を食べたいからイートインがいいか、と予定変更しました。
「ではいっただきま~す♪」
まずは鹹豆漿を一口。
「うわっ!!うっ・・・うま~っ!!!」
「えっ!!そんなに!?」
「ナツコ達にも早く食べさせて!!」
豆乳がスープに入ってるお酢で少し固まって、おぼろ豆腐みたいな食感なんです。
で、この茶色いのが実は揚げパン。カリカリで香ばしくてこれ単品でも美味しい。
あとは移ってないけど中にお野菜も入ってて、色んな食感と味がして、こんなの今まで食べたことない!けど、とにかく旨い!
美味しいけどしつこくなく、胃にもたれず満腹感を得られるカンジ。
また、ボリューミーで完食は無理かも、と思った厚餅も
モチモチ食感とあっさり塩味がめちゃ好みで、ペロッとたいらげました。
中にチーズとほうれん草みたいな野菜が入ってました。
「いや、台湾恐るべし。こんな美味しいもの、朝ごはんに食べてるなんて。」
ちなみに価格も超良心的。
鹹豆漿が40台湾元(約200円)、厚餅の値段は忘れたけど、確か日本円で100円ちょっとくらいじゃなかったかな。
コレはホントに、台北を訪れたら1度は食べてみる価値あると思います。
ただし行列は覚悟して下さいね!
阜杭豆漿(フーハンドゥジャン)
https://tabelog.com/taiwan/A5403/A540322/54000029/
大満足の朝食を終えて
「さ、ホテルに戻ってチェックアウトの準備しなきゃ。」
台湾ではポスト、こうして2つ並んでいるのをよく見かけました。
緑が自分が住んでる地域とそれ以外の地域宛て
赤がエアメールと・・・PROMPT DELIVERY?
速達、かな?
ホテルに戻って身支度を整え、荷物をまとめて
「レイトチェックアウトの権利を持ってるからお昼過ぎまでいてもいいんだけど、せっかくお天気がもってるし、やっぱり猫村は行きたいしね。
さぁ二人とも、そろそろ出かけるよ。」
「はぁ~い。まだここにいたい気持ちもあるけど・・・。」
「でも、今日は一番みんなが行きたい場所に行く日だもんね。雨、どうか降りませんように。」
そうそう、この日の私のいでたち
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