たびねこカンパニーの初海外旅in台湾。episode2.世界中から愛される朝ごはん&小さな優しい猫の村。

旅のお話

旅の準備編でこれまたお伝えしましたが
この日、これから向かうエリアの天気予報は雷雨100%
なので実は身支度している間に天候が悪化するようなら、観光は中止してホテルや街中でのんびり過ごすのもいいかもな、と思ってたんです。
が、今のところ雨が降る気配もなく、何なら空模様も少し明るくなってる。

で、フル装備で出かけることにしました。
まず、足元はレインブーツ。
そして逆に予報が外れて晴れた場合のために帽子着用。
ボトムスはユニクロのリラコです。ずっと雨予報だったから裾が短くて軽くて洗濯しやすいものがいいと思って、今回買い足しました。
ナツコ達を入れるバッグも持ってきていた大きめのトートバッグに変更。ここに折り畳み傘、レインポンチョなども入れてます。

「これで多少の雨なら乗り切れるはず!
さぁ、行くと決めたからには出来るだけ早く移動しましょう!」

10時過ぎ、ホテルをチェックアウト。

チェックアウトも英語オンリーだったけど(ホントに日本語対応スタッフいるんだろうか)
まぁとにかく建物もお部屋もスタッフの皆さまのホスピタリティも
さすがシェラトン、の風格でした。
こうして毎回大満足でホテルを後にするからMARRIOTT BONVOY PREMIUMカード、解約できなくなるんですよね~。

シェラトングランド台北
https://www.marriott.com/ja/hotels/tpest-sheraton-grand-taipei-hotel/overview/

ホテルを出たらまずはいつもの善導寺駅へ。

そしてメトロBL線で台北駅で下車。
そこから本日宿泊のホテルを目指し、Z10出口へ。

台北のお店は11時以降開店のお店が多く、午前中は全体的にひっそりしています。

episode1でもお話しましたが
台北駅、何ですか?ここはダンジョンですか?っていうくらい広くて複雑で
私が目指すZ10出口はメトロの改札を出てしばらく歩いたら出てくる地下街の更に一番奥。
しかし改札を出ると徒歩2~3分で

地下鉄出口Z10はこの写真の奥になります。

今夜お世話になるホテル、ホテルリラックス5に到着しました。
地図で調べていたけど思ってた以上に近くて、一旦通り過ぎました(笑)。

まずこちらで不要な荷物を預けます。
シェラトンからすると小さな、でもオシャレなホテルで
こじんまりしたフロントに可愛らしい女性スタッフさんが二人。

「I have a riservation.Then…Can you keep my luggege ?」

と拙い英語で話しかけると、即座に「Yes」そしてすぐ

「パスポート、拝見出来ますか?」

完璧な日本語でそう仰った。
えぇ~っ!!こちらは日本語OKなんかいっ!?

その後も大変流暢な日本語で対応して頂き、思わず
「日本語、お上手なんですね。大変驚きました。」
と伝えると

「いえっ。まだ勉強中なので。」
とはにかんで謙遜するあたりがまた日本人っぽくてスゴイと思いました。

そんなこんなでスムーズに荷物も預けられて、やっと身体は自由の身!

「さぁて、ではまた台北駅に戻るよ~っ♪」

地下街のゲームセンター。
何故かゲームセンターは朝から開いてる。

来た道をそのまま引き返し
今から向かうホウトンへはメトロではなく台湾鉄道利用なので
方向指示板を確認しながらダンジョン台北駅を突き進み

無事乗車。

いえっ、無事っていうか、かなりドタバタでした。。。
方向指示板通りに歩いて、やっとここが台湾鉄道の改札かな?というところまでたどり着いたのですが
周りに路線図が見当たらず、しかも新幹線乗り場と隣接していて、ここで合ってるのか判断がつかない。

で、改札にいる女性に
「Excuse me. I want to go to Houtong…。」と呟くと
無言で斜め後ろを指差し、次に電光掲示板の時刻を指差し時計を指差し

ん?4番乗り場ってこと?
え?あと1分で発車!?

慌てて悠遊カードを取り出し改札を通過し
電車に飛び乗ってギリセーーーフ!!

いや、別に急ぐ旅でもないんで次を待てばいいだけなんですけどね。
でも、メトロと違って台湾鉄道は1時間に2~3本しかないらしいから
その待ち時間で天候が崩れたら後悔するし。

「間に合って良かったね。」
「どれくらい乗ってるの?」

「各駅停車っぽいから1時間弱くらいかな。
二人とも、お客さんが増えてきたらちゃんと席譲るんだよ。」
(結局降りるまでガラガラでした)

心地よい風景を眺めながらガッタンゴットン
そしてようやく今回の旅最大の目的地ホウトンに到着。

この手作り感がたまりません。

電車を降りて改札までの通路。
もう既に何だか心安らぎます。

改札を抜けると

まず右手がこんなカンジ。
猫の為の寝床とご飯とお水とルールの看板。

猫村でのお約束が中国語で書かれていて読めはしませんでしたが
猫を大切にすることが分かっている(はずの)身からすると
漢字の雰囲気で大まかなところは理解出来ます。
で、改札の正面はテラスになっていて、出てみると

ホウトン駅の正面口。

おぉぅ♪これが猫村っ!!

って思ったけど
猫村は実は裏側なんです。
また後で説明します。
で、この写真を撮って振り向くと

「ネコちゃんだ。」「三毛ちゃんだね。」

第一村ねこ発見(笑)。
私を含め観光客が取り囲んでも、何食わぬ顔でまったり寝そべってました。

駅舎で既に大興奮。
でも、ここは屋根があるから雨が降ってからでもいいのよ。まずは村を散策しなくては。

で、ここで改めて猫村について簡単に説明しますね。
猫村ことホウトンは台北の東側、九份の近くにある山間の小さな村です。
周りは本当にぐるりと山で、のどかで静かなところでした。

この小さな村がネコの村として取り上げられ始めたのがここ数年のこと。
素朴な風景、レトロ可愛い建物、そしてネコ。
ツーリストが喜ぶ素材満載です。

でも、私がここに行こうと思ったのは
猫好きでいカンジの猫写真が撮れそうだ、と思ったからではなく
この村の猫との接し方に興味があったからです。

村にいる猫のことを村人の皆さまが愛情を持ってしっかり管理されてる。
ご飯やお水の提供はもちろん
去勢や避妊手術はもちろん、病気のコはちゃんと病院に連れて行く。
外猫でも、雨風を凌げる場所が沢山ある。
でもだからと言って過度に世話を焼いたり観光に利用したりしない。

いかにお互い心地よくこの村で共存するか。

様々な情報を見て、この村にそんな雰囲気を感じるようになりました。
だから台湾旅行なら、まずはここに行ってみたかった。
そして自分の体で実感してみたかったのです。

猫が暮らす通称猫村は
ホウトン駅の裏手側になります。
鉄パイプで作られた階段を上るとこんな看板が出迎えてくれて
左に折れると

線路の上を通過する、そこそこ長い通路を渡ります。
この通路、途中でアップダウンがあるので雨の日はスリップ注意です。
そしてこの通路を渡りきると

じゃーん♪
「しーっ!お昼寝中だよ。」「みんな、すごいリラックスしてるね。」

探すまでもなく、いきなり数匹のにゃんこがお出迎え。
しかもみんな、まったりのんびりしてる。

看板も手作り感満載でほっこりします。

「ねぇ、何て読むの?」

「何となくしか分かんない(笑)。
でもまずは左側に行ってみようかな。」

素朴村だと想像していたけれど
想像以上に素朴で小さな村だった猫村。
あっという間に観光終わりそう、と思いつつ
でもまずはこのジャンボにゃんこに惹かれて左側へ。

ふと駅を見ると

このデコボコした通路を先ほど渡って来ました。

「さっき渡った通路、不思議なカタチしてるよね。ちょっとネコっぽいし。」

「あっ!見て!!」

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