安らぎカフェと写真展in大分。

旅のお話
何故か泣けてくるほど胸に届く風景写真の数々。

地下鉄の構内に掲げられていたという
歴代のいいちこのポスターが一堂に。

求めたものが目の前にあると
感無量すぎて言葉にならないんだと
久々に実感した瞬間でした。

「どれが好き?」「え~、どれも好きだけど、そうだねぇ・・・」

そしてこの一枚は
思わず息を吞みました。

「これって・・・」「meguちゃんの思い出の場所?」

サントリーニ島。
あの情景が胸に甦り、ざわめく。

言葉と画像。
いいちこのCMやポスターは
間違いなくその融合の素晴らしさを私に教えてくれました。

「船がいくから、昼過ぎか」

これは
行ったことある人ならあの島を思い出す
行ったことない人には
憧れを抱かせる

つまり
サントリーニ島を現す、とてもよく出来たコピーで
このコピーを嘘くさくしない風景
これまた本当によく出来た写真だな、と思うのです。

言葉が必要な写真は価値がない、と
写真の勉強を始めた時に言われたこともあるし
画像など必要ないくらいの文章力でないと
文章で人を感動させることは出来ない、とも言われたけど

私はどちらも使いたい。
画像と言葉と。

どちらも使っても
こんなに素晴らしい世界観を創り出すことが出来るのだ
どんな道具を使うかが問題ではない
その道具で何を表現したいかなんだ、と

ここに来て、ハッキリ思えました。
見に来て、本当に良かった。

ってスミマセン。
旅絵本なのに、つい熱く語ってしまいました。
ここからはまた
素晴らしい作品の世界をお伝えしていきますね。

花シリーズ。

どの作品も素晴らしく、全部お伝えしたいところですが
とんでもないページ数になるので
今回は特に好きだと思った3作品をご紹介します。

焼酎の宣伝に野の花。緻密なマーケティングの上に成り立つイメージ戦略。
天窓からの光に照らされる十字架、赤いステンドグラス。ここに行きたいと即思わせる1枚。
これはコピーが大好き。そしてこの言葉を呟く人が撮りそうな写真がまた素晴らしい。

実は静止画だけでなく、動画も鑑賞出来ます。
歴代CMが流れるブース

ナツコ達も思わず見入ってしまう世界観。

懐かしい映像が次々に流れて感無量。
そして改めて
ビリーバンバンの歌がこの世界観にマッチしてると思いました。

すべてのポスター写真のコーナーが終わると
雑誌広告のコーナーへ。

このまま飾りたいくらい。

こうして並べると
テーマや質感が揺るがず統一されているんだな、と感じます。

「ここで終わり?」

歴代のいいちこシリーズのボトルの展示で
この企画展は終了。

「キレイな写真がいっぱいだったね~。」
「これ見たら、今すぐ旅に出たくなっちゃうね。」

そう
旅心を思い切り刺激されっぱなしの時間
それは絶対そうなるだろうと思ってました。
でも今回更なる収穫は

センスだけではない
揺るがないテーマとイメージ
しっかりしたマーケティング力
インクや紙質など細部まで徹底したこだわり

アートとビジネスの相乗効果
それをもたらすために必要なことは何なのか
それを学ぶことが出来た、ということ。

見に来て本当に良かった。
このいいちこデザイン展は3月29日までですが
大分県立美術館、結構面白い企画展を随時やってますので
大分のお出かけスポットとしてオススメですよ。

大分県立美術館
大分県立美術館(OPAM)

ロビーのカフェスペースにて。

「1号ちゃん2号ちゃん、初美術館、どうだった?」

「面白かったよ。写真、キレイだったし。」
「色んな国に旅した気分になれたしね。」

「どの写真が好きだった?」

「えっとね~・・・」

美しい作品の余韻にしばらく浸ったあと
日も暮れ始めたので仕事先へ。
ほんの4時間半程のショートトリップでしたが
学びも感動もある、充実のひとときでした。

「そろそろ桜の季節だね。今年はどこに行こうかな。」

「わーい、楽しみ♪」
「皆さんにも、また旅絵本で紹介しなくちゃね♪」

「そうだね。ではまた次回の旅絵本で♪」

「まったね~!!」

(おしまい)

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