2025年6月26日木曜日。
「今朝はめっちゃ早起きだったね。」
「ここは空港だね♪今回は何処に行くの?」
「今回はね~、北の大地北海道に行きま~す♪
始発便だから7時には空港に到着しとかないとね。」

「ううん、今回は私たちはANAだよ。」
保安検査場を抜けて30分くらい時間があったので
ラウンジTIMEでコーヒータイム。
(AMEX会員なので無料です。ココ、飛行機が沢山見れて居心地いいんですよね♪)
「さて、搭乗時間だ。行こう♪」
乗り込んで、定刻より10分程遅れてテイクオフ

梅雨真っ只中。
この日は日本全国雨か曇りで
せっかく窓際の席を取ったのに窓の外はほぼ真っ白。
でも、前夜あまり眠れなかったので
ここで少し仮眠出来ました。
離陸から2時間弱。

新千歳空港が近づいてきました。


途中少し揺れたけど機長さんやCAさんのアナウンスで安心出来て
ANAやっぱりスゴイな~と思う移動時間を過ごし

無事、新千歳空港に到着しました。
「これからどうするの?」
「まずはレンタカー屋さんに行かないと。
この辺で待ってたらお店のバスが来るらしいよ。」
しばらく待っているとお店のマイクロバスが来て
満員でレンタカー屋さんの手続きにも時間がかかり
すったもんだの時間を過ごしてようやく・・・

「え?meguちゃん、ここは・・・。」
「電器屋さん、かな?」
「そう。何で最初にここに来たかと言うとね・・・。」
そう、実は私としたことが
愛用の一眼レフカメラの予備バッテリーと充電器を忘れてきてしまいまして。
で、今回の旅のテーマとも繋がるので先にお話しします。
実はこの旅の1週間前に母が入院しまして
ここ数日間仕事が立て込んでいた上に母のお世話も重なり
こんな状況で旅行に行くのは難しいのではないか、と一旦諦めようとしていました。
でも、出張が多い私の生活、今後のことを考えたら
我が家の愛猫、テンとルビにもお留守番の経験をさせるいいチャンスかもしれない、と思って
急きょペットシッターさんを探して面談してお世話の段取りつけて
予定通り、旅を決行することとなったのです。
で、旅の前夜は不在中のテンとルビ(以下、テンルビ、もしくはテンテン、ルンルンと呼びます)の3日間のご飯やトイレの準備、そしてシッターさんへのお手紙などを作成していたら
旅行の仕度は日付を股越して深夜になってしまい
(起床は4時なのに(泣))
カメラの予備バッテリー、充電しようとコンセントに差し込んだまま
忘れてきてしまって・・・。
「せめて充電器だけでも売ってないかと思ったけどなかったよ。
どうしよ。今、カメラに入れてるバッテリーも満タンじゃないし・・・
その上雨だし。」
曇天からパラパラと降り始めた雨。
入院中の母も心配だし
初めて3日間もお留守番させるテンテンルンルンも気になるし
天気イマイチ、バッテリー不足で写真も楽しめそうにないし
この時点では実は
帰りたくて帰りたくてしょうがない私。
こんなこと、長い旅歴で初めてです。
「でも、早く帰りたくても帰路便、3日後まで満席なんだよね。
とりあえず今日のホテルはとっても素敵みたいだから
今夜はホテルでゆっくり寛ぎながら、これからのことは考えよう。」
たびねこカンパニー創設以来初の
超ネガティブな旅の始まり。
ですが!この後激変していきます!!
なのでしばしこのブルー気分にお付き合い下さいね♪
「じゃあ・・・ホテルに移動しますか。
お昼ご飯はどっか途中で良さげなお店があったら行ってみようね。」
苫小牧市街から山道へ。

苫小牧市街から右折して入った国道276号線
市街地を抜けるとひたすらこんな美しい一本道が続き
「はぁ・・・気持ちいいね~。ちょっと休憩しよっか♪」

市街地をちょっと離れたら
スケールの大きい大自然が迎えてくれる
それが北海道旅のクセになるところ。

「ねぇmeguちゃん、お腹空いた。」
「お昼ご飯、どこで食べるの?」
「決めてないけどココは国立公園内のドライブコースだし
道中どこかあるでしょ♪
こんな緑の中のオシャレなカフェでランチ出来たらいいよねぇ~。」
(とロクに調べもせず呑気に言っていたことをこの後後悔することになる私達)

「この矢印、何を指してるの?」
「この道にずっとあるよね?」
「フフフ、これぞ北の大地らしいものだよ。想像してみて。
北国は冬はずっと雪が積もってるでしょう?
そんな中、車を運転するとなると・・・。」
「あ!そうか!道路が真っ白で車の道が分からなくなる!」
「この矢印、車が走っていいのはここまでですよって教えてるんだね♪」
癒しのグリーンロード
大自然に包まれてドライブすること1時間ちょっと

「・・・ちょっと待って。お店、全っ然ないんだけど!?」
苫小牧からの276号線
支笏湖洞爺湖国立公園内を走るドライブコース
美しい緑の中を走行出来るヒーリングスポットではありますがその道沿いは・・・
飲食店がない!
コンビニなどのお店もない!
トイレもない!
民家もない!
信号もない!
ウソでしょ!?ってくらい何もない・・・。
「アハハハハ~♪ここまで何もないと逆に面白くて楽しいね~っ!
旅心くすぐられるわぁ♪」
「ネコは元々こういう場所大好きだから嬉しいよ♪」
「でも、お腹が空いたけど。」
山の中腹でようやくパーキングがありそこで停めました。


小雨の峠を越えてしばらくすると
「あっ!アレ飲食店じゃない!?」
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