「meguちゃん、まだ?」
「そろそろあっちに行かないと、ホントに真っ暗になっちゃうよ。」
「はいはい、そうだね。じゃあ菜の花畑に移動しましょう♪」
西の空はまだ明るいけれど
東の空には月が昇り
もう、うっすら夜の気配。
「わぁ!菜の花の迷路だ♪」
「かくれんぼも出来るね。」
「でも迷路だからまずは追いかけっこしようよ。」
「二人とも、もうすぐ暗くなるからあんまり遠くに行かないでね。」
「はぁ~い♪」
いつしかお日様も山影に沈み
菜の花や月は東に日は西に
「meguちゃん、前もソレ、菜の花畑で言ってたよ。」
「おまじない?」
「ううん。与謝蕪村っていう人が詠んだ俳句。
夕暮れの菜の花畑に来ると、つい口に出してみたくなるんだよね。
さ、暗くなってきたからそろそろここを出ましょうか。」
月と桜と菜の花
最後にしっかり目に焼き付けてお別れ。
また来るね。
今度こそ、咲き誇る姿に会いに。
「ねぇmeguちゃん、見て見て。」
「どっちにも会わなかったね。」
「そうだね。会わなくて良かったね(笑)。」
私たちは残念ながら満開の桜には間に合いませんでしたが
満開であればかなり見応えある桜スポットだと思います。
車でしか行けない場所ですが、駐車場はなく路肩に車を停めることになるので
乗車降車はくれぐれもお気を付けて。
馬場の山桜
馬場の山桜 | 見る・学ぶ | 武雄市観光協会 (takeo-kk.net)
車に戻ると辺りはもう薄暗く
「今日は武雄でお泊りなんだけど、ホテルの前にもう1ヶ所、桜のスポットに行きたいんだよね。」
馬場の山桜から車で10分ほど。
到着したのは
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